海外に行く前にクレジットカードを用意しよう！

　海外に行く際には、クレジットカードは必須です。もし、お持ちでないようであれば、絶対に事前に余裕を持って作っておきましょう。このページでは、なぜクレジットカードを作っておいた方が良いかという理由とおすすめのクレジットカードを紹介したいと思います。

　また、海外に行く前に確認しておきたいクレジットカードの機能についてもご紹介します。

クレジットカードが便利な理由

　基本的に海外に行く際には、クレジットカードを持って行くようにすすめられます。また、海外に行くと分かりますが日本よりも多くの場所でクレジットカードが使用できます。

現地通貨に両替するよりもクレジットカードで支払う方がお得

　実は、海外での買い物の際にクレジットカードを使用することで、お金を節約する事ができるんです。日本だと現金でもカードでも同じ金額だろ、と思う人が多いと思いますが海外では違います。海外旅行では日本円は払えなくほとんぼの場合には現地通貨に両替をしないといけません。例えばドルやユーロの両替手数料は３％程度、マイナーな通過だと両替手数料が10%以上ということもあります。つまり、100万円を両替しても3〜10万円は手数料として取られてしまう事になります。また、ATMで外貨を引き下ろすということもできますが、この場合の手数料は４％ほどです。

　それに対して、クレジットカードを使用しての支払いの場合は、クレジットカードの事務手数料が一律1.63%だとすると手数料は両替するよりもかなりお得です。基本的にそれ以上の手数料を取られる事はなく、金利についても分割払いの場合にのみ発生します。海外のスーパーなどであれば、基本的に少額からの利用も可能ですし、クレジットカードの使用履歴についてもホームページから確認できるので、レシートをわざわざ取っておく必要もありません。また、万が一スキミングや紛失等でクレジットカードを不正利用された場合でも、届け出を出せばカード会社がその機関の利用分は保証してくれるところがほとんどです。

　もちろんカードが使えないお店なども小さなお店もあるので、少額の現金は用意していた方が安心ですが、基本的な支払いはカードを使用する方がお得です。実際に海外では、スリ等も多いので、海外の友人からは現金は少額にして基本的にはカードを利用するように言われます。クレジットカードは取られても利用できなくすればいいだけですが、現金を取られるとどうにもならないからです。

万が一の時のキャッシング機能が使えます

　最初にも少しお話しましたが、すべての場所でクレジットカードが使用できるわけではないので、ある程度の現金も必要になってきます。そんな時に便利なのがクレジットカードを使った「キャッシング」です。実際に私が体験した話ですが、ベルギーに行った際にクレジットカードの機械トラブルでどのお店に行ってもクレジットカードが使用できないということがありました。ATMでのキャッシングはできたので、何とか現金で買い物をする事ができました。

　実は海外でもクレジットカードを持っていれば、現地のATMで現地通貨が現金として引き出せます。この「キャッシング」を知っていれば、日本では最低限の金額だけ両替して、足りない分は現地でキャッシングをするということが出来ます。
これは本当に便利で両替をしすぎることもなく、必要な時に必要な分だけの現金を持つ事ができます。

　また、日本ではどうしても「キャッシング」と聞くと「手数料がたくさん取られるのでは？」とかネガティブなイメージを抱く人が多いと思いますが、
実は普通に現金両替するよりも安いケースがほとんどなんです。例えば、金利が年間最大18%だとしても「これは1年借りたら18％かかる」という意味なので、翌月一括払いであれば、取られる手数料は1.2ヶ月分だけです。仮に2ヶ月だったとしても年間18%の6分の1ですから3％、1ヶ月なら1.5%のみです。外貨両替をする場合には3〜10%程度で手数料が取られるので、両替よりも手数料的には安くなります。

クレジットカードを持っていることで信用される

　これは知らない人が多いのですが、実は海外旅行に行ってみるとクレジットカードがないことで困る事があります。例えば、ホテルでのデポジット(保証金)についてです。海外のホテルではチェックイン時にデポジット(保証金)として少しの金額を支払うことがあります、これは宿泊代を支払わずに逃げられないようにするためです。そして基本的にはこのデポジットはクレジットカードでの支払いを求められます。現金でも大丈夫なケースもありますが、その場合は少し高い金額を保証金として取られることがあります。なぜかと言うと、クレジットカードが普及している海外では「クレジットカードをもっていること＝信用できる」という認識が当たり前になっているからです。現金払いだともしかしたら、カードを作れない人なのでは？と疑われてしまうわけです。

　また、レンタカーを借りる場合なども同様で、クレジットカードがないと借りられないケースが多く、レンタカー会社からすれば車を盗まれたくないので、信用がある人だけに車を貸しているわけです。このように、「クレジットカードの必要性は日本より海外のほうが圧倒的に高い」と思った方がいいかと思います。

海外旅行保険が付帯されている

　万が一、荷物が盗難にあった時や病気になった時の為に、海外旅行に行く際には必ず海外旅行損害保険への加入は必須となります。

　実は、この海外旅行保険はクレジットカードに申し込みをすると自動的に付いてくるのです。なので、わざわざ別途海外旅行損害保険に加入して、毎月何万円もの金額を支払う必要はありません。これは海外旅行では意外と知られていない事実なのですが、これを知っているだけで非常にお得に、海外旅行を楽しめます。

　クレジットカードの海外旅行保険の場合、付帯保険は渡航３ヶ月間のみ有効ということが多いので、それ以上の滞在の場合や危険な場所に行く場合は別途海外保険加入してください。また、付帯保険を適用させるためには、クレジットカードを航空券購入などに使用する必要があるなどの条件があるので
しっかりと保険内容の確認は行ってください。

２種類のクレジットカードを持っておく

　これ海外に行く際には、よく言われる事ですが、クレジットカードはかならず２枚以上持って行ってください。ひとつのクレジットカードが盗難や紛失にあった場合でも、もうひとつを使えるように別々に管理しておくのが良いと思います。VISAは、どこに行っても使えるので、１枚は必ずVISAにしておくといいと思います。もう一枚は、ヨーロッパに行くのであれば、マスターカード、アメリカに行くのであればアメリカン・エクスプレスだと思います。エジンバラであれば、
どちらも使えます！

トラブルがあっても安心

　ここまでクレジットカードの利点についてご紹介しましたが、海外旅行でクレジットカードを利用する際にはトラブルなどのリスクについても考える必要があります。例えば盗難やスキミング、紛失などです。

　まず、クレジットカードで身に覚えのない仕様が会った場合には、原則として所有者に非がなければ、クレジットカード会社がすべて補償してくれます。
ですので、必要以上に怖がる必要もありません。事前にカード会社の電話番号を控えておくことをおすすめします。また、所有者の非に当たるケースが主に2つだけありますので、それだけは注意してください。

　①【カードの裏面に名前のサインがないこと】

　②【トラブルにあった際にすみやかにカード会社に連絡しなかったこと】

この２つの場合にはクレジットカード会社が補償してくれないケースもありますので、充分に注意をしてください。

学生カードについて

　大学生で海外旅行に行く方も多いと思いますが、学生カード一枚だけ持って旅をすることはおすすめしません。学生カードのショッピング／キャッシング枠は５万円であることが多く、例えば、５万円以上の航空券の場合、そのカードでは購入することができません。もちろん、クレジットカードの限度額は一時的に引き上げることができますが、その引き上げも審査が必要だったり、営業時間内のみの取り扱いということもあり、いざ使いたい時に使えないということもあります。学生カードで旅をしてて、銀行にお金はあるけど、月のカード決済が終わらないせいで、チケットが買えないということもありませすので、もし持って行くとしたら、もう一枚別途１０万円分のショッピング／キャッシング枠があるカードを持っていく事をおすすめします。