ウイスキーの蒸留所見学

 スコットランドと言えば、ウイスキー!せっかくスコットランドまで来たのですから、ぜひともウイスキーの蒸留所見学に行ってみてください。スコットランドには、各地域に蒸留所があります。

 ここでは、私が行ったスコットランドで一番小さなウイスキーの蒸留所「EDRADOUR」を紹介します。この蒸留所ですが、年中無休と言う訳ではないので、事前に確認をしてください。2014年の場合は、4/17-10/18(月-土、10:00-17:00)で見学ができます。

 また、入場料は、大人(18歳以上)£7.50、子供£2.50になります(ツアー代金含む)。

スコットランドで一番小さなウイスキーの蒸留所「EDRADOUR」

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 このEDRADOUR蒸留所は、1825年の創業以来、現在も変わらない伝統的な製法で、規模を拡大することなく稼働しているそうです。そのため、ポットスチル(単式蒸留器)も最少の2基しかなく、他の蒸留所と比べると非常に小さい釜が使われています。特に、2回目の蒸留の際に使われる釜(ローワインスチル=再留釜)は、関税当局が認める一番小さいサイズのものが使われており、人間の背丈くらいです。そんなに小さな釜で作られているため、当然、生産量も少なく、生産部門のスタッフはわずか3人、1週間に生産されるウイスキーの量は約14樽と、普通の蒸溜所の1日分がエドラダワー蒸溜所の年間量に相当してしまうとのこと。

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 「ウィスキー作りは芸術」と信じるわずか3人の職人が、手塩にかけて名前を冠した高品質のモルトウィスキーが「EDRADOUR」です。
 「EDRADOUR蒸溜所」は2002年7月まで、大手ペルノ・リカール社の傘下でしたが、以降は、1980年創業の比較的新しいボトラーズ・ブランドであるシグナトリー社のオーナー、アンドリュー・シンプソン氏が買収に成功、ラフロイグ蒸溜所を定年退職したイアン・ヘンダーソン氏を新しくディスティラリー・マネージャーに迎え、伝統的な製法を維持しながら、ユニークで興味深いシングル・モルトのリリースも始めています。

 この「EDRADOUR蒸溜所」は、スコットランドの主要観光都市であるエジンバラやグラスゴーから車で2時間という近い距離(今回は、私も車で行きました)にあり、スコットランドで一番小さい蒸溜所という冠も相まって、年間7万人もの見学者が訪れるそうです。そのため、生産部門がたったの3人なのに対して、他の従業員はすべて売店と見学の担当者という、非常に観光に力を入れている蒸溜所でもあります。

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「EDRADOUR」のテイストは、

 EDRADOURは、香りが特徴で非常にスムースです。また、刺すようなアルコール臭は控えめですので、シングル・モルトに興味を持ちはじめた方には特にお勧めします。

 EDRADOURでは、見学の最後に試飲が楽しめます。また、この試飲で使用したグラス(EDRADOURのロゴ入り)は、記念に持ち帰れるので、旅の思い出として大事に持って帰ってください。

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お得なお土産情報

 このEDRADOURの蒸留所には、カフェが併設されていますが、ここでコーヒーを飲むと可愛いらしいマグカップがおまけで貰えます!写真の左がカフェで貰えるマグカップ、写真の右が試飲で貰えるグラスです。

2014-08-14 10.11.14

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2017/08/08